油断

眉をカットして帰る途中に営業の人に声をかけられた。

家を売りたいらしい。

声をかけられて足を止めた自分の甘さを恥じた。

この甘さが隙を作る。

優しさと甘さは違うし、優しさを必要とする人を誤ってはいけない。

話してはいけなかったし、電話してもいけなかった。

だから、急ブレーキをかけた。

弱さは棄てる。

どのみち俺は会○側から人事異動で飛ばされるかもしれないのだ。

四七士の討ち入り時のように本気でこちらも覚悟をしないといけない。